ビリンガム|ヴォータンクラフト カメラバッグ展 横浜みなとみらい|2025年2月27日 - 3月2日 14時までのご注文は、に出荷します
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バーミンガム市内からタクシーで起伏ある道をひた走り30分ほどでビリンガム本社についた。
タクシーの窓越しに、写真で見たとおりのクリーム色の社屋にBillinghamのロゴ。
数年前まで自分がまさかビリンガム本社に来るなんて夢にも思わなかった。
「とうとうビリンガムに来てしまったね」と興奮気味の小倉さん。
とんでもないポカをしないかと緊張する自分はひどい時差ボケだったのだ。
オリエンタルホビー小倉さんの一本の電話からはじまった英国バーミンガム、ビリンガム社への旅。
小倉さんはブルーのハドレープロ。自分は使いこんだハドレーオリジナル。ふたりあわせてハドレーボーイズ。
オリエンタルホビーがビリンガムの公式ショップになったころ、冗談交じりに始めたハドレーファンクラブだ。
これまで望まれるままに、ハドレーを相棒に世界中をあちこち旅したエッセイを書いたり、横浜のビリンガム展示会で
お手伝いをしてきたけれど、、、まさか英国ビリンガム社まで随行するとは、これまた愉快な展開になってきた。
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改装工事をしたばかりという社屋の階段を上り、空色の壁が気持ち良い応接室へ、、、そしてそこでは、
僕らのヒーロー、ビリンガム創業者マーティンさんとロスさん夫妻が笑顔で待ち受けてくれたのだ。
テーブルにはロスさんお手製のハードケーキ。バターをたっぷり塗って食べるべしといただいたが、
これがすこぶる美味しい。イギリスらしい重厚な味ながらいくらでもお腹に収まっていく。
自己紹介から他愛も無い話になり緊張がほぐれてくる。ひといきついたところでいよいよ工場見学だ。
ここのところ出産ラッシュが続いているらしい。おめでたい。スタッフ全員でお祝いをしている風景がほほえましい。
みんなニコニコして楽しそうだ。そういう現場で作られたビリンガムのカメラバッグが世界中に送りだされていく。
ハリーさんいわく、熟練の職人仕事も数個であればいいのだが、それを数百個もこなすとなると苦行になりかねない。
だから自動化できるところは最新機器にまかせて、一番大切な製造工程に熟練の技を生かしているとのことだ。
そして何より面白かったのは社員同士があちこちで頻繁にコミュニケーションをとりながら作業をすすめている。
疑問があれば確認するし改善すべきはそうする。各自が自発的に創意工夫して仕事をしているのだ。
わたしなんて大したことないのよと恥ずかしそうに笑う。熟練の技でカメラバッグを縫い上げる所作が美しい。
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既に生産終了したハドレーオリジナルをプレゼントされたのだ!オリエンタルホビーに書いた記事を
ビリンガムでも読んでいて20年も同じハドレーで旅をする輩がいるなら作ってやろうとなったらしい。
カメラバッグを枕にして寝れば置き引きに合わないと説明。それを見てたハリーさんもカメラバッグを枕に横たわる。
様子を嬉しそうに撮影するマーティンさん。まさかの展開にロスさん、デミさんも大笑い。小倉さんは苦笑い。
をはさんで始まるマーティンさんとロスさん夫妻の夫婦漫才のような珍問答がアットホームな笑いを誘う。
食事は伝統的なパブのコースメニュー。スターターからメイン。そしてデザートまでごちそうになる。
ロスさんが嬉しそうにウィスキーをすすめてくれる。遠慮してシングルにするとダブルにしなさいと一同。
小倉さんはハドレーの裏ふたにマーティンさんのサインをもらって嬉しそうだ。裏地がオレンジなので目立つ。
自分は例のをやってくれとペットボトルのキャップの目玉芸を披露。小倉さんは苦笑い。マーティンさん爆笑。
タクシーの後部座席から彼らが見えなくなるまで手をふる。
なんか夢みたいな楽しい時間だったなぁと小倉さん。
そう夢みたいなビリンガム本社を訪問した一日だった。
この日だけはしっかりと覚えていなくちゃと思ったことがある。
それは、自分がビリンガムを使っていてよかったということ。
このバッグをどんな人たちがどんな気持ちで日々作り出しているかということ。
まちがいなく価値のあるカメラバッグであるといういこと。
使えば使うほど愛着がわくこと。
そしてこれからも人生をともにするカメラバッグであること。
に合わせてビリンガム本社に一緒に行かないかと打診してくれた小倉さん。
そんな二人をあたたかくもてなしてくれたロスさんマーティンさん夫妻をはじめ
ハリーさんとデミさんとマイクさんらビリンガム本社の皆さんにあらためて感謝です。
こんな幸せな楽しい会社訪問はなかなかあるものではないと思います。願わくば彼らに
とっても楽しいひと時であったらと。そしてそう遠くない未来に再訪できたら嬉しい。
ハドレーボーイズ!
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