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本業をリタイアした後、夫婦で気ままに海外旅行を楽しむフラニエック氏は、現在カメラアクセサリーの製造を休止しております。 現時点(2017年1月)では、小社在庫のみのご案内となりますことご了承ください。フラニエック氏の制作活動再開は未定ですが、ラブコールを送りつつ、再会次第ご案内させていただきます。

   

 

 

米国リチャード・フラニエック氏によって、美しく機能的にデザインされたカスタムパーツ。
オリジナリティにあふれ、存在感あるカメラにカスタマイズすることができます。
リチャード氏にカメラとの出会いからカスタムパーツの製作までを語ってもらいました。

 
 
カメラとの出会い
僕がロシア製のカメラで写真を撮り始めたのは60年代のポーランド。雑誌広告でしか見たことのないドイツ製や日本製の美しいカメラはとても手が出なかったし、なによりポーランドでは売ってなかったんだ。

僕の初めての”ホンモノ”カメラ、コンタックス50mm/f1.4付きのヤシカFX1は、忘れもしない米国に移民した最初の年、1976年に買ったんだ。それはまさしくこれまでの夢が実現したって感じだった。

それから大きく時は流れ、いまやデジタル時代。僕の最初のデジタルカメラはキャノンEOS20D。そしてこのデジタル一眼のサブカメラとして、2006年に運命的に出会ったのがキャノンPowerShot G7だった。
 
       
 
初めてのオリジナルアクセサリー
PowerShot G7はデザインや使い勝手が素晴らしいお気に入りのコンパクトデジタルカメラだったんだけど、1つ気になることがあったんだよね。
それはレンズ周りのシルバーリング。このリングはとっても目立っちゃって、カメラを向けられた人に余計な”気づき”を与えちゃう気がしたんだ。そして僕は、自分でこの問題を解決するしかないって考えて、G7にぴったりマッチするブラックアルマイト加工したアルミニュウム製のオリジナルリングを作ったんだ。

このオリジナルリングは、G7ユーザーの知人が運営するホームページで紹介されたことがきっかけになって、瞬く間にG7のエンスーユーザー達に知れわたり、彼らの要望に応えるために、僕はこのリングを小ロットで作り始めることにした。これがリチャードフラニエックカメラアクセサリーがこの世に誕生したきっかけになったんだ。

うれしいことに、このオリジナルブラックリングは、その後リリースされたG9のユーザーにも喜んでもらえたんだ。ただ、僕の作ったブラックリングがきっかけかどうかわからないけど、それ以後に発売されたPowerShotモデルG10,G11、そしてS90ではブラックリングがメーカーの標準装備になったんだ。
 
       
 
カスタムグリップ誕生
さて、このオリジナルブラックリングを装着したG7のルックスはほとんど完璧だったんだけど、実はG7ボディの重さに対してグリップ感が充分じゃないと感じてたんだ。そしてその気持ちを証明するかのように、僕の妻が220EXフラッシュを装着したG7を落としてしまって(運よくどちらも無事だったけど)、G7のグリップ感向上の必要性は確信にかわり、それは僕の2番目のオリジナルアクセサリー、カスタムグリップ誕生のきっかけになった。

PowershotG7カスタムグリップは前述の知人のホームページで再び反響を呼び、日本を含む世界中のユーザーからカスタムグリップの注文が来るようになった。
その後カスタムグリップは僕の作るアクセサリーの定番となり、PoweshotG9、シグマDP1、そしてライカD-Lux4用のグリップも制作することとなったんだ。
→リチャード・フラニエック カスタムパーツ一覧
 
       
 
カスタムホットシューカバー
急いでポケットやポーチからカメラを取り出すときに、不意にホットシューが引っ掛かってコンパクトカメラを落としちゃうなんてことには、多くのユーザーは気にもかけていないと思うけど、こういうこと実際にあるんだよね。僕が制作したカスタムホットシューカバーを装着すれば、そんなハプニングは起こりにくくなるし、ホットシュー部の汚れ防止にもなる。このホットシューカバーは外部フラッシュとして認識しないように設計してあるんだ。また少し固めの装着感なのは、不意に外れて無くならないことを配慮した仕様なんだ。
→リチャード・フラニエック ホットシューカバー一覧
 
       
 
カスタムケーブルレリーズアダプター
最高級のコンパクトカメラでさえ、リモートシャッター機能が十分でないことがある。 セルフタイマーでは任意のシャッターチャンスに反応できないからね。カスタムケーブルレリーズアダプターはそんなユーザーの思いに応えた製品なんだ。
→リチャード・フラニエック ケーブルレリーズアダプター一覧
 
       
 
最後に
この世に完璧な製品はないと思う。カメラだってそのひとつ。フォトグラファーのフォーラムをみても、ひとつの写真機材に対してさまざまな意見が交錯しているのがわかる。
ある機材の使い勝手や取りまわしが、ひとりの写真家には良い仕様であっても、別の写真家にとっては逆の場合だって珍しくない。僕のカメラアクセサリーはメーカーによって万人向けにデザインされたカメラに生まれた、すこしばかりの弱点を埋め合わせするものだと考えている。僕の制作したアクセサリーを使うことで、写真が大好きな人間のひとりとして、みなさんがもっと楽しく、便利に写真撮影してもらえれば、これに勝る喜びはないよ。
 
       

 

   

 

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