店長おぐら香港へ— Meeting with Barton1972 and KAZA


15年ぶりに訪れた香港。まずはレザーストラップメーカーのBarton1972へ。昨年フォトキナ会場でカメラマンが身につける美しいレザーストラップに遭遇後、間もなく台湾のショップで邂逅。そこで知ったのがこのメーカーでした。そしてメールでの商談を進めるほど、現地香港でストラップを手にしながらオーナーと直接話をしたい気持ちが高まり今回の出張となりました。


香港セントラル駅近くのアパートメントにあるBarton1972のオフィス


満面の笑みで迎えてくれたオーナーのVictorとパートナーのCarmen。古いボートの廃材でリノベーションされたアパートには、Victorが愛用するヴィンテージカメラが壁いっぱいに飾られています。商談の合間、ショップのサイズ感、夫婦二人で運営していること、カメラと写真、そして猫が好きなこと、オンラインショップ運営の楽しさや難しさなど、オリエンタルホビーとBarton1972、店長おぐらとVictorとの共通点で話が盛り上がりました。各国のライカショップでも取り扱いのあるBarton1972。近日オリエンタルホビーで取扱開始予定です。


次に訪れたのは香港中心部から地下鉄で1時間ほどの屯門(Tuen Mun)の工業ビルの一室にオフィスを構えるレザーカメラケースメーカーのKAZA。店長おぐらにとって未知のメーカーでしたが、オリエンタルホビーのお客様よりご注文時のアンケートを通じてご要望をいただき今回の訪問となりました。


オーナーのBonさんがレザー業界17年間の経験を活かして5年前に立ち上げたレザーカメラケースブランドKAZA。ヴィンテージ感、ユーズド感あふれる茶系のレザーカメラケースの質感、ホールド感の良さが強く印象に残ります。特にX100F専用のカメラケースは、ベース部のほか、カメラをすっぽり包むカバー部とセットで制作され、ライカのエバーレディケースを思い起こす美しい仕上がりです。


双子の愛娘の名前を冠したブランド名。製品だけでなく、Bonさんの人柄の良さにも魅かれた商談になりました。オリエンタルホビーでの取扱いを目指して現在商談継続中です。どうぞお楽しみに。


商談の後、香港の夜景をもとめて海辺の公園へ。日暮れの港、涼しい海風が歩き疲れた体を癒してくれます。沖縄から来た見知らぬ自分をあたたかく迎えてくれた人たちへの感謝の気持ちがしみじみと沸き上がります。新しい出会いに恵まれた香港出張。今回香港で手にしたカメラアクセサリーをオリエンタルホビーでご案内できる日が待ち遠しいです。